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ドリ車のクーリング対策

今週のお題「2013年、夏の予定」

 夏場のサーキットはオーバーヒート多発地帯。

特にドリフトは絶えずレッドゾーンに近い高回転で走り尚且つ横に走るので走行風によるクーリング効果が思うように得られない。

3層ラジエターやオイルクーラーなど様々な対策が施されてきてはいるが、安価で誰でも出来るエンジン冷却方法は無いものだろうか。

 

今年の夏の予定は「誰でも出来るエンジンクーリングスタイルを設計・実験する」に いま決まりました。

目新しいセッティングではないが、いくつかの具体案を上げてみよう。

その1.ボンネット浮かし

単純にフロントウィンドウの前あたりを浮かすと走行風が逆流して逆効果という実験結果が報告されている。

ボンネットは浮かさずにボンネットとボデイの接合部分にあるゴムを取っ払うと冷却効果があるとの事。

そもそも何でボンネットを浮かしてみようと考えたかというと、エンジンルーム内はものごっつ熱い空気で満たされてるのね。その熱い空気を大気解放し、グリルから入った外気の通り道を作ってあげようという考えなのさ。

「空気の通り道」

コレってかなり重要な事で、例えるならば自分が住んでいる家。

真夏に窓を開けたくらいじゃ部屋の温度なんてちぃとも下がらないけど、逆方向にある窓やドアを開けると空気流動が起こり涼しくなる。

コレを自動車に応用しない手はない。

空気の出口を作らないと入口(グリル部分)から空気が入ってくれないので、出来るだけ大きな出口を作ってあげる事が望ましい。

エンジン下側には大きな穴があって空気が通りそうな気もするが、エンジンから発せられる強烈な熱はエンジン上側に停滞するので出来るだけ上側に大きな出口を構築する必要がある。

つまり「ボンネット部分のどこかに大きな空気の出口を作る」事ができれば冷却効果が期待できる。

その方法として考えられるのが、ブロアーダクトを設置すること。

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このようなブロアー(送風機)と↓の画像のホースを連結

 

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ボンネットにホースの直径と同じ穴を開け、助手席側のピラーを伝ってルーフに伸ばせば「走行風の逆流」もないのでストレスなく排熱できる仕組み。

何もルーフまで伸ばさなくても・・と思うが、

熱は上に上にいく性質を考慮するとボンネットよりもさらに高い位置であるルーフまで伸ばすのが最善だろう。

上記の部品は ニュージャパンヨット で入手可能。(広告とかアフィじゃないよ)

12V電源でも使えるモーターもあるので自動車に流用するのは簡単。

ボンネット浮かしについての記述はここまで。

 

2.ヒーターを全開で作動させる

ドリフトやってる人なら常識なんだけど、今一度注意点をば。

■たまーにA/C(エアコン)のままヒーターにしている人が居ます。

エアコンコンプレッサーが壊れるのでヒーターにするときはA/CボタンはOFFにしてね。

■これ多いんだけど【内気循環】にしている人が居ます。

少しでも温度の低い外気を取り入れて冷却効果を上げるために【外気導入】にセットしてね。

 

3.ガソリンの気化熱効果を上げてエンジンその物を冷やす

燃焼室内に噴射されたガソリンはエンジンの熱とプラグの電極に蓄積された熱により気化して空気と混合した後、プラグの点火によって爆発が起こる。

気化する際にシリンダー内の熱を奪うのがガソリンによる気化熱のメカニズム。

標準でそういう仕様ならば何もしなくていいのではと思うだろう。

季節は真夏、アスファルトから照り返す熱で燃料タンク、燃料パイプは あっちっち!加えてエンジンルーム内の燃料ホースも暖か~い。

このような環境ではガソリンそのものが高温になってしまっているので気化する際の温度差が縮まり若干ではあるが冷却効果が下がっている。

「ドライアイスで燃料パイプ冷やせ」とまでは言わないが、せめて遮熱対策は行っておくべきだと思う。

ドラッグレースなどでは燃料をドライアイスで冷やす事もあるそうです。

 

4.エキゾーストマニホールドに耐熱布を巻く

これが一番効果があると思われる。

燃焼室で爆発が起こり大量の熱が発生した直後、排気の工程ですぐさま排気ガスはエキマニへと流れ込んできます。

エンジンルーム内で最も高温になる箇所なので熱発生の大元と言っても過言ではありません。

その熱を遮断してあげればどれほど効果があるかは想像できると思います。

 

以上大まかな対策案を4つ

その他にも細かい技やお金を掛けて冷却パーツをセットすることも考えれば真夏のドリフトも恐るるに足らず。

今年の夏、実験する予定。